女性に処方される薄毛治療薬

女性の薄毛治療は薬によるものが中心

女性の薄毛治療には色々な種類がありますが、基本的に最初に選択されるのが薬による治療です。
薬には直接飲んで治療するための「内服薬」、頭皮に塗って治療する「外用薬」、「注射」による投与の3種類があります。内服薬に関しては男性の薄毛治療でも利用されている薬が処方される場合もあり、こちらは女性用のものとして男性用のものとは別に処方されています。また漢方などの東洋医学が併用される場合もあるので、幅広い薬が利用できるところが特徴となっています。※女性はフィナステリド(プロペシア)の服用は厳禁です。絶対に触れないでください。

そして注射に関しては育毛効果が高いところが最大の魅力なのですが、その反面外用薬や内服薬と比較すると高額になりやすいのがネックです。そのため治療当初からすぐに注射による治療が開始されるケースはほとんどなく、一般的には外用薬や内服薬の処方から治療を開始するところがほとんどです。※逆を言えば、初めから高額な治療方法を提案してくるクリニックは考えものです。

外用薬と内服薬は併用して処方されるケースも多いのですが、どのような薬が処方されるのかについては薄毛の原因や患者の体質に合わせています。そのため薬の処方を受ける前にはカウンセリングを始めとして診察や血液検査などでどのような薬が適しているのか医師が診断してくれるので、しっかり検査を受けておくのが大切です。

世界に認められた効果と安全性:パントガール

パントガールは女性用の薄毛治療薬の一種で、女性特有の薄毛の原因に対してアプローチが出来る効果を持っています。世界初、女性の薄毛への効果と安全性が認められた点が魅力のひとつで、世界はもちろん日本でも処方している病院や専門クリニックが多いです。

パントガールには健康な毛髪を作る上で欠かせないたんぱく質の一種である「ケラチン」のほか、毛髪や皮膚組織を正常に保つ「パントテン酸カルシウム」、毛髪の主成分であるアミノ酸の「シスチン」、健康的な髪をキープするビタミンB群など健康に発毛するための栄養素や成分が豊富に含まれています。

効果としても抜け毛を減少させるものや髪質を改善してくれるものがあり、栄養不足やストレスなどが原因の薄毛を改善して健康的な髪の毛の状態を作る点が期待されています。そのため「びまん性脱毛症」と呼ばれる女性に多く見られるタイプの薄毛に効果が高いと言われているほか、出産後の一時的な薄毛などにも効果的だとされています。

このようにパントガールは、どちらかと言えば栄養補給の面から治療をすることを主とした治療薬だとされています。そのため薬と言うよりもサプリメントとして利用されている傾向があり、副作用は今のところ報告されていないところが大きなメリットとなっています。それでも妊娠中や授乳中の服用は避けた方がいいと考えられているので、注意が必要です。

女性ホルモンのバランスを調整:パントスチン

パントスチンも女性の薄毛治療薬の代表的な種類として知られていて、女性版の男性型脱毛症であるFAGAの治療薬として選択される場合が多いです。パントスチンの特徴は有効成分である「アルファトラジオール」であり、男性ホルモンのテストステロンがFAGAの原因である脱毛因子へ変換するのを抑える作用を持っています。

これによって毛根が傷つくのを予防できるようになっているほか、健康的な発毛を促進できる効果があると言われているのです。発毛機能を回復してくれる効果は発毛を促進する薬と併用すると、相乗効果でより健康的な発毛を促せるようになるので効率よく薄毛を治療できるところが魅力となっています。

ほかにも女性だけではなく男性でも使える治療薬として注目を集めていて、男性の薄毛治療で利用されているプロペシアよりも作用が穏やかで副作用が気にならない点をメリットと見て利用する男性も多いようです。※男性の場合、軽度のAGAにも効果があると言われています。

そして副作用に関しては基本的にはほとんどないと考えられていて、アルコール成分を摂取したり頭皮にアルコール成分が入ると炎症を起こす可能性がある程度です。そのためアルコール成分を摂取しなければ、まず副作用の心配はないので長期間利用しやすくなっています。

男性も使用している薄毛治療薬:ミノキシジル

男性の薄毛治療薬の代表格として名前が知られているのが「ミノキシジル」ですが、女性用の薄毛治療薬としても利用されるようになってきています。

ミノキシジルの効果の特徴は男性ホルモンの影響によって起きている薄毛や抜け毛に対する治療効果であり、男性ホルモン由来の薄毛であるAGAに効果的だと言われています。女性の場合は薄毛や抜け毛の原因のほとんどは無理なダイエットや間違ったヘアケア、生活習慣の乱れなどが挙げられているのですが、女性の男性型脱毛症であるFAGAの場合は男性ホルモンが原因となっています。そのためFAGAに対しての治療効果が高いところがミノキシジルの魅力とされていて、主に頭頂部や生え際の発毛を促進してくれる効果が期待されているのです。

またミノキシジルは薬の種類が豊富であるところも特徴のひとつで、育毛剤や外用薬のほかにも医薬品であるタブレットタイプのものもあります。医師が処方するものとしてはタブレットまたは外用薬、育毛剤が多く、医師が処方したもの以外にも市販されているものもいくつかあります。

副作用は主に「かゆみ」「血圧低下」「手足のむくみ」「体毛が濃くなる」などが挙げられていて、特にかゆみに関してはミノキシジルへのアレルギー反応である可能性が高いので注意が必要だとされています。またミノキシジルは男性用のものが多いのですが、男性用のものを女性が使用すると体毛が濃くなるなど副作用の影響を受けやすくなっているので、必ず女性用のものを使用するのが大切です。

医師が処方する女性用の薄毛治療薬のまとめ

病院で処方される女性用の薄毛治療薬には色々なものがありますが、いずれも女性特有の薄毛の原因に適切な効果を発揮してくれるものとなっています。また男性ホルモン影響を受けての薄毛に対しても効果的な治療薬もあるので、原因をしっかり特定して使い分ける事で効果的な治療が可能です。副作用に関してはほとんど出現しないものがほとんどなので、安心して長期利用できます。専門医の意見を聞きながら適切に服用、塗布していきましょう。